小林製薬が生産した「紅麹」による健康被害。影響は全国に広がっています。 小林製薬は3月22日、紅麹を使った機能性表示食品を摂取した少なくとも13人が腎疾患などを発症したと発表しました。そして3月25日、ほかにも20人が腎疾患などで入院したと明らかにしました。 22日の会見で小林製薬は「本来、我々が想定していない成分が中に含まれているんじゃないかと」とコメント。原料の紅麹は小林製薬が生産していて、外国も含む原料商社や食品メーカーなど52社に供給。52社の中には卸売業者もいて、そこからさらにほかの会社へと販売されています。 長野県の味噌メーカー「竹屋」は紅麹を使用した商品を自主回収すると発表したほか、東京の「紀文食品」はいかの塩辛2商品、福岡県の「ZEROPLUS」は機能性表示食品のせんべい、愛知県の豆菓子専門店「豆福」は豆菓子の13商品、京都府の「宝酒造」は日本酒約9万6000本を自主回収するとしています。 全国に広がっている影響に、街の人は… 「本末転倒ですよね、健康のためが」 「小林製薬って大きなメーカーさんですし、そこが出している商品なので疑わずに使ってしまいますよね」 小林製薬は関連商品の自主回収を進めていくとしています。