兵庫県尼崎市で、パトカーに追跡されていた軽自動車が車２台にぶつかり、国道２号を逆走して逃げました。
少なくとも、ぶつけられた車１台を運転していた女性が腰にけがをしました。
警察によりますと、２４日午後９時半ごろ、尼崎市神田南通の交差点で、パトカーが一時停止を無視した軽自動車を見つけ、マイクで停止を呼びかけましたが従わなかったため、赤色灯を点灯したうえサイレンを鳴らして追跡を始めました。
軽自動車は逃走を続け、国道２号の交差点で中央分離帯に衝突し、さらに乗用車２台にぶつかりながらそのまま対向車線を逆走して逃げました。
ぶつけられた２台のうち１台を運転していた３０代の女性が腰の痛みを訴えて搬送され、軽傷の見込みです。同乗の男性も肩が痛いと話しているということです。
もう１台の車に乗っていた男性２人も気分不良を訴えています。
逃げた軽自動車は黒色だったということで、警察はひき逃げ事件として捜査を進めています。
兵庫県警尼崎南署は「現在のところ、必要な追跡行為だったと考えている」とコメントしています。