小林製薬「紅麹問題」サプリ安全性再検証を報告「健康へ影響及ぼす可能性認められず」も「安全に摂取できると評価できない」自見大臣明らかに

小林製薬の「紅麹サプリ」をめぐる問題で、機能性表示食品として届け出ていたサプリの安全性の再検証について、自見英子消費者・食品安全担当大臣は報告があったとしたうえで「健康に影響を及ぼす可能性を示唆する報告は認められなかったが、健康被害の報告が多くされている中で、安全に摂取できると評価することはできない」などとの内容だったと明らかにしました。 小林製薬の紅麹サプリを巡る問題では、4月3日時点でサプリ摂取後に腎疾患などが疑われる5人が死亡、入院者数は188人、医療機関を受診した人は1058人と1000人を超えています。 去年4月から10月に製造された「紅麹」原料からは「プベルル酸」が検出されていて、3商品のサプリが回収対象となっています。 消費者庁は、機能性表示食品として届け出ていたサプリの安全性について再検証し、4月5日を期限として回答するよう小林製薬に求めていました。 4月5日、自見英子消費者・食品安全担当大臣は小林製薬から再検証についての報告があったとしたうえで、「有害実証や健康に影響を及ぼす可能性を示唆する報告は認められなかったが、当該製品の一部で現時点で因果関係が否定できない健康被害の報告が多く報告されたため、厚生労働省が原因追及を行っている最中であり、このような中で安全に摂取できると評価することはできないと考えている」などとの報告であったと明らかにしました。

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