北海道三笠市の市役所庁舎で5日、爆発物とみられるものが地元の男性から持ち込まれ、住民や職員ら約120人が避難する騒ぎがあった。市役所は約2時間にわたって封鎖され、陸上自衛隊が調べた結果、旧日本軍の火薬の入っていない砲弾と判明し、回収した。けが人はいなかった。
道警岩見沢署や市によると、5日午前11時頃、市内の実家で荷物を整理していた男性が「鉄の塊が見つかったが、どう処分したらいいか」と市役所へこの砲弾を持ち込んだ。市が同署に連絡したところ、爆発物の可能性を指摘され、市は午後0時半頃、防災無線などで避難を呼びかけた。
同署によると、砲弾は長さ15センチでペットボトルのような形をしていた。