太平洋戦争末期に旧海軍鹿屋航空基地から出撃して戦死した特攻隊員の追悼式が鹿児島県鹿屋市で開かれました。
旧海軍鹿屋航空基地から出撃して、戦死した特攻隊員は、908人にのぼります。
6日の追悼式は雨のため、会場を鹿屋市の小塚公園から市の文化会館に変更し、全国から遺族ら270人余りが参列しました。
(遺族代表・特攻でおじが戦死 茂木尚さん)「特攻隊員が、命をかけて守ろうとした日本が、再び戦争の惨禍に巻き込まれることのないよう、努力を続けなければなりません」
遺族の代表らが追悼の言葉を述べた後、参列者たちが献花し、祈りを捧げました。
(兄が戦死 米満繁達さん)「どうして特攻で命を落とさなければならなかったのか。今も思い続けている」
また、鹿屋市の中学校1年生が平和へのメッセージを朗読し、参列した人たちは平和への思いを新たにしていました。