栃木県の山の中で男女の遺体が見つかった事件で、遺体発見の前に、不審な車が走り去っていく様子が防犯カメラに映っていたことがわかりました。
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人気のない山奥の河川敷で、焼けた遺体となって見つかった宝島龍太郎さん。そして、40代から60代の女性。警察によると、死因はいずれも首を圧迫されたことによる窒息死でした。
18日、新たな証言がありました。現場から約1.5キロにある防犯カメラに不審な車が映っていたというのです。
現場の近隣住民
「午前4時すぎあたりだったと思うが、黒か紺か、乗用車タイプの車が下にさがっていった。『あれ?』とは思いますよね。普段はその時間帯は誰も走らないので」
2人の遺体が見つかったのが16日午前6時50分頃です。不審な車は、その3時間ほど前の午前4時すぎに、防犯カメラに映っていたというのです。警察は、2人が車で運ばれた可能性もあるとみて捜査しています。
宝島さんは、東京・上野周辺で十数店舗の飲食店を経営していました。周辺を取材すると…
トラブルを見た人
「お店同士のトラブルですよ。お客さんとはもめない。お客さんをとった、とらないとか」
トラブルを見た人
「違う焼き肉店が出店してきて、客の取り合いをしているところで、そういうこと(トラブル)が起こった」
事件の経緯についてはわかっていませんが、警察は17日に出頭してきた20代の男を、何らかの事情を知っている可能性があるとみて任意で聴取しています。