ゴールデンウイーク後半に痛ましい事故です。愛知県半田市で、軽乗用車がガードパイプにぶつかって炎上し、乗っていた2歳の女の子と成人女性の2人が死亡しました。一体何があったんでしょうか。
火柱を上げて激しく燃える1台の車…3日午前2時ごろ、愛知県半田市青山で、軽乗用車が道路脇のガードパイプに衝突し、炎上しました。
焼けた車内からは、運転していたと見られる女性が見つかり、その場で死亡が確認されました。
また警察などによりますと、車には半田市大高町に住む岡村咲良ちゃん2歳と、4歳の女の子が乗っていましたが、事故の衝撃で咲良ちゃんは車の外に放り出され、4歳の女の子は、現場にいた事故の目撃者によって車の中から救出されたということです。
2人とも病院に運ばれましたが、咲良ちゃんはおよそ1時間後に出血性ショックで死亡しました。4歳の女の子は頭と顔にすり傷を負ったということです。
改めて事故が起きた現場に向かうと。
(矢野司記者)「午前10時すぎです。事故があった現場には、車の部品とみられるものが大量に散乱しています。また、道路沿いの植え込みや街路樹が黒く焼け焦げています」
散乱した車の部品や、焼け焦げた街路樹…そして、近くの木の上には、車がぶつかった衝撃で飛んだと思われるぬいぐるみが引っかかっていました。
事故の様子を撮影した人に話を聞くと。
(撮影した人)「ものすごい衝突音がして、その後すぐに爆発音がした。すごく焦げ臭かった。(車は)火で包まれていて中を確認することはできなかった」
軽乗用車は道路脇のガードパイプに突っ込んだ勢いで横転し、炎上したものとみられています。幼い女の子が命を失った事故はなぜ起こったのか。警察は死亡した女性の身元の確認を急ぐとともに、事故の詳しい原因について調べを進めています。