中条きよし議員に辞職要求した松井一郎氏 違法貸し付け報道で「もうかばいきれない」の声

崖っぷちに追い込まれたようだ。出資法違反の疑いが報じられていた歌手で、日本維新の会の中条きよし参院議員(78)に対し、同党前代表の松井一郎氏が「事実ならば…」とした上で、辞職すべきと勧告した。お騒がせ続きの中条氏は年貢の納め時となりそうだ。
2日配信の「NEWSポストセブン」は、中条氏が知人に1000万円を貸し付けた際に違法となる金利年60%の契約を結んでいたと報じた。ほかにも同金額、同金利で貸し付けていた証言があるとして、7日発売の週刊ポストで詳報するとしている。
中条氏は同誌の取材に違法金利について「弁護士に話しています」と答え、1日には公開が義務付けられている資産報告書で、貸付金を「なし」から「1000万円」に訂正していた。
この報道を受け、松井氏は3日、Xに「当時代表は僕、国会議員になる前のお付き合いの中で金銭貸し借りだと想像するが違法金利はダメ、事実であれば中条さん、潔く辞職すべき」とポスト。中条氏は2022年の参院選比例代表で当選していた。まだ疑惑段階ながらも松井氏は責任があるとして、〝辞職〟の2文字で踏み込んだ格好だ。
中条氏は国会議員に当選してから年金未納、委員会での新曲やディナーショーPRなどお騒がせを連発してきた。
「馬場代表や松井氏が中条氏を参院選に擁立していた手前、問題を起こすたびに処分には頭を悩ませていたようです。今回の疑惑が事実ならば、完全に法に触れる話で、かばいきれない。自ら身を引くように引導を渡したのでしょう」(永田町関係者)
参院選時には持ち歌の「うそ」に引っ掛け、「うそを言わない政治」をキャッチコピーとしていた中条氏だけに近日中に決断を迫られることになりそうだ。

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