大学生転落死、少年に「無罪」=監禁の故意認めず―大阪家裁

「美人局(つつもたせ)」の手口で脅された男子大学生=当時(22)=が転落死した事件で、監禁致死の非行内容で送致された男子高校生(15)について、大阪家裁(野口卓志裁判長)は8日、「少年に非行がない」として、少年審判で刑事裁判の無罪に当たる「非行事実なし」の不処分を決定した。
野口裁判長は決定で、男子高校生は大学生を誘い出したビル内に入っていないと指摘し、「逃げ場がない場所に監禁したと認識していたとは言えない」と判断。男子高校生が「監禁の故意」を有していたと認めることはできないと結論付けた。
[時事通信社]

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