川勝平太知事「仙人になる」「小鳥とお話しして過ごす」…退任記者会見、替え歌も披露

新入職員向けの訓示で職業差別と取れる発言が問題視され、辞意を表明した静岡県の川勝平太知事(75)が退任する9日、県庁で最後の記者会見を開き、「県民に厚く御礼申し上げたい」と謝意を示した。
記者会見では、着工を認めてこなかったリニア中央新幹線静岡工区の問題に触れ、JR東海が東京・品川―名古屋間の2027年開業を断念したことについて「工事自体に黄色信号がともったことを意味する。強引に進むのか、とどまるのか。岐路に立った」と指摘。この日告示された知事選を念頭に「候補者は明確な見解を出してごまかさないことが大事」と述べた。
4期15年の知事の職務を終えた今後については「仙人になる」と回答。その後、「私の住まいは信州信濃の山奥、浅間の山の森の中、小鳥とお話しして過ごす」と、小林一茶を題材にした童謡の替え歌も披露した。

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