「被害者を愚弄している」水俣病患者団体の関係者が環境省の対応を批判

環境省の職員が水俣病の患者らの団体と行った懇談会で団体側の発言を遮りマイクの音を切った問題をめぐり、懇談会に出席していた団体の関係者は「被害者を愚弄している」と環境省の対応を批判しました。
水俣病不知火患者会 岩崎明男会長「はっきりしました、国のやり方が。私たち被害者を愚弄していることが。なんとも思っていないんですよ、この人たちは」
環境省の対応をめぐり、9日に開かれた立憲民主党のヒアリングには懇談会に出席していた団体の関係者がオンラインで参加したほか、同じ現場にいた環境省の職員らも出席しました。
団体の関係者は環境省の対応について、「許されるべきことではない」と痛烈に批判しました。
環境省は、団体側の発言が3分を超えた場合、マイクの音量を下げる措置をとるなどのマニュアルが存在し、一部の職員で共有していたことを明かしました。
環境省の担当者は「懇談会自体は良いものができたという認識だった。マイクを切ったということがここまで大きな問題になるというような認識ではなかった」と釈明し、団体の関係者に謝罪しました。

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