原発から出るいわゆる「核のごみ」の最終処分場選定を巡り、佐賀県の玄海町長は10日、調査の第1段階となる「文献調査」を受け入れることを表明しました。
佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長は午前11時半から記者会見を開き、原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる”核のごみ”の最終処分場を選ぶための文献調査を受け入れることを表明しました。
玄海町議会は10日午前10時から全員協議会を開き、脇山伸太郎町長が出席しました。
全員協議会は非公開で行われましたが、この場で脇山町長は、原発から出る高レベル放射性廃棄物いわゆる”核のごみ”の最終処分場を選ぶための文献調査受け入れについて説明しました。
調査の第1段階となる文献調査を巡っては、町議会ですでに調査への応募を求める請願が賛成多数で採択され、経済産業省も町に対して調査を受け入れるよう申し入れていました。
文献調査は北海道の寿都町（すっつちょう）と神恵内村（かもえないむら）に続き、玄海町が全国3例目で原発が立地する自治体では初めてです。
脇山町長の記者会見は現在も続いていて、文献調査の受け入れを決めた理由について説明しています。