大阪府と大阪市でつくる万博推進局は18日、大阪市北区の市役所玄関前に設置された2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の巨大モニュメントについて、「口」にあたる部分に落書き被害が確認されたと発表した。大阪府警に器物損壊の疑いで被害届を出した。
万博推進局などによると、落書きは1カ所で、黒色のスプレーのようなもので「FREE PALESTINE」と書かれていた。「パレスチナに自由を」という意味とみられる。
18日午前5時25分ごろ、警備員が発見した。前日の午後11時ごろに巡回した際は落書きはなかったという。現在は白い紙で落書きを覆う応急処置で対応し、近く補修する予定。
巨大モニュメントを巡っては、府警が4月、「顔」の部分を鉄製の看板でたたいて傷付けたとして、社会福祉法人職員の40代男性を器物損壊の疑いで書類送検した。
モニュメントは高さ約2メートル、幅約3・3メートル、奥行き約1・5メートル。23年11月、万博開幕まで500日に合わせて機運を盛り上げようと設置された。【木島諒子】