速報 「子牛がクマに襲われ、4頭死んでいる」さらに4頭けが、牛舎内に侵入の足跡は17センチ…2頭に内臓を食べられたような痕跡、前日の午後4時半まで異常なし 住宅までは約100メートル 北海道別海町

21日朝、北海道東部の別海町の牧場で、クマに襲われたとみられる8頭の子牛が見つかり、このうち4頭が死んでいました。
21日午前8時ごろ、別海町中春別の子牛を育成するJAの牧場で、牧場主から「子牛がクマに襲われ、4頭死んでいる」という通報がありました。
警察によりますと、1棟の牛舎内の12頭のうち、8頭が襲われ、4頭が死に、4頭が傷を負って弱っている状態です。
死んだ4頭のうち、3頭は「ハッチ」というケージから引きずり出されていました。
17センチほどのクマの足跡があり、クマの生態に詳しい酪農学園大学の佐藤教授は「オスとみられる」と話しています。
また、警察は未確認ですが、牧場の専務によりますと、2頭に内臓を食べられたような痕跡が見られるということです。
牛舎の入口は、ビニールで閉じられていたものの、ドアなどの施錠はなく、前日の20日午後4時半までは異常がありませんでした。
クマは、襲った動物をエサとして認識すると、執着する習性があるとされています。 近くの住宅までは100メートルほどで、警察はパトロールを強化し、警戒しています。 また、別海町が近くに箱わな設置する方針で、地元の猟友会などと検討しています。
北海道東部の標茶町や厚岸町で、66頭もの牛を襲った通称「OSO(オソ)18」は、去年7月、すでに駆除されていて、今回の被害とは関係ありません。

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