船上で12歳の少年に散弾銃を貸したなどとして、愛知県警は23日、同県知多市日長、会社役員(61)と名古屋市港区に住む無職の娘(38)の両容疑者を銃刀法違反ほう助容疑などで逮捕した。少年と娘は海に向けて発砲していたという。
発表によると、役員は今年1月2日、同県常滑市沖で娘や少年と一緒に小型船に乗船。その際、自身が所持する散弾銃を2人に貸した疑い。娘は、許可なく散弾銃を所持した疑い。
娘の夫は、不登校児らを受け入れる自立支援施設「 粋 塾」(愛知県東海市)の経営者で、今月13日には、入所者の児童にショベルカーを運転させたなどとして労働基準法違反容疑で逮捕されていた。
県警が夫のスマートフォンを解析したところ、少年らが発砲する動画が見つかった。夫も同じ船に乗っていて、少年は粋塾の入所者だった。