着陸やり直し、無許可の停止線越え…相次ぐ航空機トラブル、羽田空港以外でも

羽田空港の駐機場で23日午前7時半ごろ、日本航空の札幌行きの出発便が別の機体と接触、主翼の先端を損傷した。同空港では1月2日に同社機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上する事故が発生。以降、航空関連のトラブルは全国的に相次いでいる。
1月2日の事故では、直後に日航機の乗客乗員379人全員が脱出。海保機は乗員5人が死亡、機長が重傷を負った。
16日には北海道の新千歳空港で、離陸前の大韓航空機が隣に止まっていたキャセイパシフィック航空機と接触。2月1日には大阪(伊丹)空港の駐機場で全日空機同士の翼が接触するトラブルが起きた。
4月7日は、羽田発米子行き全日空389便ボーイング737が着陸しようとした際、地面への接近を知らせる警報が作動。着陸のやり直し(ゴーアラウンド)をした。けが人や機体の損傷はなかったが、国土交通省は航空重大インシデントに認定している。
また5月10日には福岡空港で、福岡発羽田行き日航312便ボーイング787が管制官の許可なく滑走路手前の停止線を越えた。滑走路では松山行きのジェイエア機が離陸に向けて走行しており、管制官は日航機とジェイエア機の双方に停止を指示した。

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