台風1号発生へ 雨ピークは28日頃から?…九州~本州近づかなくても大雨に 雨・風シミュレーション26日(日)~30日(木)【台風情報2024最新】25日午後更新

フィリピンの東にある熱帯低気圧は、25日午後3時現在、フィリピンの東にあって、中心気圧は1006hPa、1時間に35キロの速さで西北西に進んでいます。26日(日)午前3時までに台風に発達する見込みです。
接近前から九州~本州で大雨おそれ 梅雨前線刺激
予報円の中心を進んだ場合、28日午後3時には暴風域をともない沖縄の南に進み、中心気圧は980ヘクトパスカル、最大瞬間風速45mが予想されます。29日午後3時までに日本の南を中心とする予報円に進み、1時間に35kmで北東に進む予報です。この時点で980ヘクトパスカル、最大瞬間風速45mが予想されています。

台風になっても日本の近くで熱低に?それでも危険なシナリオ
台風は海面水温が27℃以上で発達します。日本近海の海面水温は、台風にとっては低い状況で、今後、熱帯低気圧から変わった台風1号は、日本の近くに北上すると「熱帯低気圧」または「低気圧」に変わる可能性があります。
可能性が高いシナリオ 風よりも大雨に警戒
台風から湿った空気が流れ込み、梅雨前線を刺激して、28日(火)ごろからと29日(水)ごろは全国的に大雨となりそうです。その後、「衰えた台風」か「台風から変わった低気圧」は、南下してきた梅雨前線に取り込まれるシナリオが考えられます。そうなると大雨が続くおそれがあり、風よりも大雨に警戒する必要となりそうです。
▼27日午後3時の予報存在地域 フィリピンの東進行方向、速さ北東 15km/h中心気圧992hPa最大瞬間風速 35m/s
▼28日午後3時の予報存在地域 沖縄の南進行方向、速さ北東 25km/h中心気圧980hPa最大瞬間風速 45m/s 暴風域を伴う
▼29日午後3時の予報存在地域 日本の南進行方向、速さ北東 35km/h中心気圧980hPa最大瞬間風速 45m/s 暴風域を伴う
▼30日午後3時の予報存在地域 日本の南進行方向、速さ北東 25km/h中心気圧990hPa最大瞬間風速 35m/s
台風からの暖かく湿った空気が流れ込んで梅雨前線を刺激し、台風本体が離れていても大雨のおそれがあります。
雨・風シミュレーションでは、来週は28日から29日ごろにかけて九州から本州付近に発達した雨雲がかかり、大雨の可能性があります。28日が九州~四国、中国、近畿、東海付近、29日ごろに近畿から関東に発達した雨雲が予想されています。26日(日)~30日(木)の雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。(25日午後更新)

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