昨年11月から今月にかけ、日本航空で安全上のトラブルが相次いでいるとして、国土交通省は24日午前、日航の安全推進本部などがある施設に対し、航空法に基づく臨時の立ち入り検査に入った。これまでに講じた再発防止策の実施状況を確認するとともに、さらに実効性のある対策を徹底するよう強く指導する。
検査に先立ち、斉藤国交相は24日朝の閣議後記者会見で、福岡空港で日航機が誤って停止線を越えた問題について、「1月に羽田空港で発生した航空機衝突事故を受け、航空事業者や管制機関の双方に基本動作を徹底している中、今般の事案が発生したことを重く受け止めている」と語った。