尖閣の接続水域に中国海警船、158日連続で過去最長に…海保巡視船が警戒

沖縄県石垣市の尖閣諸島沖の接続水域(領海の外側約22キロ)で27日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。海警船が接続水域内を航行するのは昨年12月22日から158日連続で、過去最長となった。
第11管区海上保安本部(那覇市)の発表によると、4隻は魚釣島や南小島沖を航行しており、領海に入らないように巡視船が警戒している。これまでの最長期間は、2021年2月13日~同7月19日の157日間。昨年の航行日数は352日と過去最多となり、年間の領海侵入は34件あった。
林官房長官は27日の記者会見で「接続水域内での航行や領海侵入が相次いでいることは極めて深刻に考えている」と述べた。現場海域で常に中国側を上回る巡視船を配備し、警告などを繰り返しているとし、「万全の領海警備体制を確保するとともに、外交ルートでも様々なレベルから我が国の立場、考えを中国側に申し入れている」と語った。

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