北海道内では2024年、SNS型投資詐欺とロマンス詐欺が相次ぎ被害は4月末時点で、合わせて58件でおよそ10億4000万円と前年同期比で4倍に増えています。
深刻な事態に北海道警は、6月を被害防止の強化月間と決め、取り組みに力を入れる方針です。
初日の1日、釧路市の商業施設では警察官らが来店客にチラシなどを配り注意を呼びかけました。
投資詐欺の手口はLINEなどSNS広告や突然グループトークに招待され、やり取りしているうちに信じ込み被害に遭うケースが急増しているということです。
警察は業者が金融庁に登録しているかを確認し著名人を名乗る相手からの投稿や連絡にも注意が必要としています。
不審なアカウントからの連絡には、通報と受信拒否の設定を勧めているということです。
投資詐欺の犯人は恋愛感情をちらつかせ、両面からだますケースも多く、ロマンス詐欺の被害も前年(1~4月)と比べ、約1億円増えているということです。
5月に入っても釧路市の70代男性が外国人女性を名乗る人物らから投資名目で約2800万円をだまし取られ、帯広市でも40代女性がイギリス出身の日本人男性を名乗る人物から暗号資産の投資で約5900万円の被害に遭うなど会ったことがない相手を信じ込むケースもあるということです。
警察は不審な場合は「♯9110」に連絡して欲しいとしています。