警視庁公安部の巡査部長の男が女性の家に侵入し、バッグを盗もうとしたとして逮捕された事件で、男が犯行後に、当日の110番通報の記録を確認していたことがわかりました。
警視庁公安部公安総務課の巡査部長・高畑雄樹容疑者(32)は先月、東京・板橋区のマンションで女性の部屋に侵入したうえ、バッグを盗もうとした疑いがもたれています。
その後の捜査関係者への取材で、高畑容疑者が事件直後に、警察官だけが見られるシステムを使い、自らの犯行に関する当日の110番通報の記録を確認していたことが新たにわかりました。
一方、被害に遭った女性は…
被害に遭った女性「『何をやってるんだ』と声をかけたら、ダッと逃げたのでそこを追いかけた。(Q.逮捕されたのが警察官)え?言葉もないというのが正直なところ。よくドラマで“犯人は警察官”と見るけど、まさか現実になるとは。(これから)誰を信じたらいいのか」
高畑容疑者は、逮捕前日の昼に、一時、行方不明になっていたこともわかっていて、逮捕を免れようとした可能性もあるとみられています。
警視庁は「厳正に対処いたします」としています。