警察官名乗る人物からビデオ通話で取り調べ受け、「保釈保証金」100万円だまし取られる

「あなたも詐欺の犯人になる」――。警察官を名乗る人物からLINE(ライン)のビデオ通話で取り調べを受けたという水戸市の無職男性(36)が、ニセ電話を端緒に現金100万円をだまし取られたと、茨城県警が3日、発表した。詐欺事件として調べている。
発表によると、男性の携帯電話に5月25日、通信業者の職員を名乗る人物から「携帯電話が無断で契約されたようだ」などと電話があった。さらに高知県警の警察官を名乗る男から「逮捕した男があなたから名義を譲ってもらったと言っている。あなたも詐欺の犯人になる」などと電話があり、男性は指定されたLINEアカウントを登録した。
その後もLINEで「容疑者が100人以上いる。全員捕まえたい」などと言われ、男性は警察官の制服姿をした男からビデオ通話で取り調べを受けた。
同月30日に男から「保釈保証金として300万円が必要。取り急ぎ100万円を振り込んでほしい」などと言われ、男性は指定された口座に100万円を振り込んだという。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする