昨年10月、沖縄県浦添市大平で無免許で乗用車を運転し、道路横断中の84歳女性をはねてその後死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(無免許過失運転致死)の罪に問われた浦添市の無職の被告の男(62)に対する判決公判が4日、那覇地裁であり、加藤貴裁判官は懲役2年4月(求刑懲役3年)を言い渡した。
判決文によると被告に免許取得歴はなく、当時脳疾患の影響で半身不随状態にあり、左手足だけで運転していた。加藤裁判官は「免許取得歴のない者が左手足だけで運転すれば、危険が生じ得ることは明らか。懲役実刑は免れない」とした。