梅雨前線の南側で発達した雨雲が西日本～東日本を通過していて、関東～九州の広範囲で土砂降りの雨となっています。気象庁は九州北部地方に対して線状降水帯が発生する可能性に言及し警戒を呼びかけていますが、線状降水帯の発生有無にかかわらず雨量のまとまりによる土砂災害等に警戒してください。
九州は北部/南部とも大雨に警戒
気象庁は「九州北部地方の福岡県・熊本県・大分県では午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある」との気象情報を発表しています。局地的に1時間に80mm以上の猛烈な雨が降る可能性があり、線状降水帯が形成された場合はそれが数時間にわたり続くことが考えられます。ただ九州では、昨夜から南部の鹿児島県を中心に大雨となっていて、必ずしも九州北部のみ大雨リスクが高いとはいえない状況です。線状降水帯の発生有無にかかわらず、雨量のまとまりによる大雨災害に警戒してください。九州では午前中が雨のピークとみられますが、午後も南部を中心に一時的に雨の強まる可能性があります。低地の浸水や河川の増水、土砂災害などに警戒してください。雨がピークを越えたあとに土砂災害が起きることもありますので、急な斜面など危険な所には近づかないようにしてください。
明日は四国から東海でも強雨のおそれ