高気圧に覆われた影響で、西日本から東日本を中心に6日も猛烈な暑さになった。高知県四万十市で37・8度を観測するなど、全国914地点のうち132地点(午後6時時点)で35度以上の猛暑日となった。熱中症の疑いによる死者も相次ぎ、愛媛、徳島、鳥取、大分の4県で計4人の高齢者の死亡が確認された。
東京都心は34・2度を記録し、東京消防庁によると、午後9時時点で、2~99歳の男女119人が熱中症の疑いで救急搬送された。
夕方には大気の状態が不安定になり、関東各地で雷を伴う大雨が降った。東京・羽田空港では雷の影響で約2時間半にわたり、航空機が離着陸できなくなった。
気象庁によると、7日も西日本から東日本の広い範囲で猛暑日になる見込みで、埼玉県秩父市では最高気温が39度など、各地で40度近い危険な暑さになると予想されている。環境省などは各地に「熱中症警戒アラート」を出しており、不要不急の外出を避けるよう呼びかけている。