東京都知事選で3選を確実にした現職の小池百合子氏(71)は7日午後8時過ぎ、新宿区の事務所で支援者らの前に姿を現し、「都政のかじ取りを任された。ますます東京大改革をバージョンアップしなければならない。そのために全身全霊で対応したい」と述べた。
小池氏は選挙戦で、現職として公務優先の姿勢を前面に打ち出しつつ、新型コロナウイルス対応や子育て支援策など、2期8年にわたる実績をアピールした。深刻化する少子化を受けて子育て支援策の充実を強調したほか、防災や高齢者対策、女性活躍など、現職らしく都政課題を網羅する公約を掲げた。
一方、支援を受けた自民党と公明党の露出を徹底して抑え、党派色を薄める戦略を取り、幅広い層からの支持獲得を図った。