父親の悲痛「謝り続けてほしい生涯かけて」札幌・小4事故死 運転手の男初公判 起訴内容認める

【画像】父親の悲痛「謝り続けてほしい生涯かけて」札幌・小4事故死 運転手の男初公判 起訴内容認める
札幌市豊平区で、小学4年の男の子が赤信号を無視したワゴン車にはねられ死亡した事故の裁判が開かれ、運転していた男は「記憶にないが、間違いない」と起訴内容を認めました。
(西田倖さんの父親)「息子の倖には謝り続けてほしいなと、生涯をかけて、それは思います」
こう話すのは、西田倖さん9歳を亡くした父親です。
事故が起きた日から家族の時間は止まったままだと言います。
(西田倖さんの父親)「私と妻はちょこちょこおしゃべりしています」
(西田倖さんの母親)「その日の出来事とか、いつも大好きだよって言ってあげます」
2024年5月、札幌市豊平区の市道で、横断歩道を渡っていた倖さんは、赤信号を無視したワゴン車にはねられ命を落としました。
過失運転致死の罪に問われている花田光夫被告(64)。
検察によりますと、糖尿病の持病があった花田被告は、薬を飲んだ後に食事をとらず、意識障害を起こす可能性を認識していたにも関わらず、車を運転。
その後、意識障害に陥り、倖さんをはね死亡させたとされています。
9日に開かれた、花田被告の1回目の裁判。
冒頭、起訴内容について問われるとー
(花田被告)「私自身は記憶にありませんけど、現場検証をしていますし、証拠を検討した結果、間違いないと思います」
このように述べ、起訴内容を認めました。
倖さんの父親は「被害者参加制度」を使って9日の裁判に参加しています。
父親は「生涯をかけて謝り続けてほしい」と、意見陳述で花田被告の実刑判決を求めるものとみられます。

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