実態ない宗教法人の売買目的か、役員会の議事録偽造し法務局に提出…容疑で元司法書士ら3人逮捕

活動実態のない宗教法人の役員登記を不正に変更するため、責任役員会の議事録を偽造するなどしたとして、京都府警は18日、大阪府豊中市の元司法書士(75)ら男3人を有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。府警は、税制優遇措置がある宗教法人を売買する目的だったとみて調べる。
他に逮捕されたのは、京都市中京区、会社役員(60)、京都府宇治市、会社員(59)。府警は3人の認否を明らかにしていない。
発表では、3人は2023年11月、京都市東山区の宗教法人の代表役員登記を変更するため、開催されていない責任役員会の議事録を偽造し、京都地方法務局に提出した疑い。宗教法人の登記上の所在地にはかつて寺院があったが、現在は駐車場になっている。
議事録には当時の役員から辞任の申し出があったなどとする虚偽の内容が記載され、宇治市の会社員(59)が同月、代表役員として登記された。

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