石川県の小松市立芦城小でプールの水が長期間流出していた問題で、市教育委員会は18日、調査結果を公表し、15日間にわたって7397立方メートルが流れ、損害額は約271万円だったと明らかにした。半額を市が負担し、校長と教頭が約45万円ずつ、教員2人が36万~9万円ほどを支払う。
発表によると、同小はプール開きに向けて5月22~23日と5月29日~6月10日、給水用の元栓を開けていたが、開いたままの泥抜き用のバルブから水が流れ続けていた。11日の定期検針で水道使用量が大幅に増えていたことで判明した。
バルブが開いていたことについては、第三者の可能性も否定できないとして、責任は問わなかった。ただ、マニュアルでは、日々の使用水量の記録が求められていたが、5月分はそもそも記録をせず、6月分は水量の変動を把握していなかった。