「状況判断が甘かった」”連帯責任”で炎天下のプールサイドを裸足で走らせ複数生徒がやけど

熊本県人吉市の中学校で、水泳の授業に遅れた罰として炎天下のプールサイドを走らされ、複数の生徒が足の裏をやけどしたことがわかりました。
生徒がやけどをしたのは人吉市立第一中学校です。学校によりますと7月19日、水泳の授業に一部の生徒が遅れたため、男性体育教諭が連帯責任として見学者を含む同じクラスの生徒男女26人に対して25メートルのプールサイドを裸足で5周走らせました。その後、さらに準備体操として2周走らせました。
授業の後、十数人が保健室で治療を受け、足の裏に水膨れがあった生徒もいたということです。このうち5人が医療機関を受診し、1人は翌日の熊本県中学校総合体育大会の出場を棄権しました。この日の人吉市の最高気温は34.2℃でした。
学校は21日、このクラスを対象に保護者説明会を開いて経緯の説明や謝罪をしました。男性教諭は学校の聞き取りに対し、「状況判断が甘かった。生徒にけがをさせて大変申し訳ない」と話しているということです。
西一喜校長は、「不適切な指導によって、生徒に痛く辛い思いをさせてしまし大変申し訳ない。二度と繰り返さないよう学校改善に努める」と話しています。

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