熊本県警宇城署は29日、傷害容疑で逮捕した住所、職業不詳の男(25)の氏名を誤り、実在する別人の男性の氏名を報道機関に発表していたと明らかにした。男性への被害は確認されていないという。
同署によると、男は26日、女性の顔を手で殴って打撲させた疑いで現行犯逮捕された際、別人の免許証を提示した。顔写真が似ており、複数の署員が確認したが気づかず、年齢も23歳と誤って発表したという。
その後の捜査で別人と判明した。同署は別人の免許証を持っていた理由などを調べる方針。緒方公一副署長は「確認が甘かった。男性に迷惑をかけて申し訳ない」と話した。