郵政相を務めた元参院議員の渡辺秀央(わたなべ・ひでお)氏が7月31日、千葉県内の病院で死去したことがわかった。90歳だった。
中曽根康弘元首相の秘書を経て、1976年に自民党から衆院旧新潟3区で初当選し、連続6回当選。中曽根内閣で官房副長官を務めたほか、宮沢内閣で郵政相などを歴任した。
98年の参院選で自由党から当選し、2003年に民主党に合流した。08年には改革クラブを結成し、代表に就任。10年には新党改革の旗揚げにも参加した。参院議員は2期務め、10年7月の参院選に出馬せず、政界を引退した。
12年に「日本ミャンマー協会」を正式に発足させ、ミャンマーに対する日本政府の経済援助を後押しした。