関東地方は7日夕から夜にかけて大気の状態が不安定になり、埼玉県では激しい雷雨に見舞われた。気象庁によると、ときがわ町で1時間に約120ミリ、川越市、鶴ヶ島市、鳩山町などで約100ミリの猛烈な雨が降った可能性があり、同庁は災害の危険性が高まったとして、県内各地に記録的短時間大雨情報を発表した。
さいたま市浦和区の埼玉県庁では庁舎に落雷があったとみられ、外壁の一部が欠けた。県災害対策課は落雷について「確認中」としている。同市緑区の埼玉スタジアムでは、午後7時30分から行われる予定だったサッカーJ1・浦和レッズと柏レイソルの試合が、荒天を理由に中止された。
停電も相次いだ。東京電力パワーグリッドによると、同県では午後6時15分頃、県南部を中心に最大約5万2820軒で落雷の影響とみられる停電があった。