自民党の木村次郎衆院議員(56)=青森3区=の元私設秘書の男性(46)が在職中に木村氏からパワハラを繰り返し受けたと訴え、木村氏は7日、威圧的言動など一部を認めて「深く反省している」とするコメントを発表した。
男性は今年7月8日に採用され、青森県弘前市の事務所で勤務。ストレスによる体調不良で5日間で退職したという。
男性によると、木村氏は男性が運転する車に乗った際、赤信号で「行ってしまえ。時間がもったいない」と強要した。次期衆院選の他党候補予定者のポスターを見かけた際は、運転しながら撮影するよう指示。運転席を後部からたたいたこともあったとしている。
男性は6日に青森県庁で記者会見。秘書が何人も退職していると指摘した上で「一番の原因は、木村氏の高圧的かつ個人の尊厳を軽視した態度にある」と訴えた。
一方、木村氏は7日、信号無視などについて「道交法違反を教唆する指示はしていない」と書面で反論。運転席の殴打なども否定した。ただ「一部行きすぎた言動があったのは事実だ」とも説明した。