新潟県上越市のなおえつ海水浴場で12日午前、海水浴客を助けに行った海水浴場の管理所職員の70代男性が溺れて死亡しました。事故当時、海水浴場では台風5号の影響で、風速4メートルの風が吹いていたことから「遊泳注意」として、海水浴客に注意を促していたということです。
事故があったのは、上越市五智のなおえつ海水浴場です。上越市などによりますと、12日午前9時半ごろ、海で遊泳中の家族4人のうち1人が波に流されているように見えたことから、海水浴場の男性管理員2人が救助に向かいました。先に泳いでいた家族4人と男性管理員1人は自力で浜に戻りましたが、70代の男性管理員1人が溺れたことから、先に泳いでいた家族1人が助けに向かい、浜に引き上げたということです。70代の男性管理員は意識不明で病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
事故当時、波の高さは20センチから30センチだったものの、台風5号の影響で風速4メートルの風が吹いていて、なおえつ海水浴場は「遊泳注意」として、海水浴客に注意を促していたということです。