食材費の過大徴収が明らかになったグループホームの「恵(めぐみ)」が、放課後等デイサービスでも報酬を約2億円不正請求していたことが分かり、名古屋市は一部の事業所の指定を取り消しました。
運営する障害者グループホームで食材費の過大徴収が明らかになった「恵」は、名古屋市などから処分を受け、全国に約100か所ある事業所全てが順次、運営できなくなる見通しです。
恵は、これとは別に障害のある子どもらを平日の授業後や休日に受け入れる「放課後等デイサービス」などの事業所を名古屋市緑区で3か所運営しています。
しかし、名古屋市によりますと、恵は職員の配置が基準を満たしていないにもかかわらず満たしたように見せかけるなどして、市から支払われる報酬を不正に約2億円請求していました。
名古屋市は13日に児童福祉法に基づき、このうち2か所の事業所の指定を取り消す行政処分を行いました。