北海道の新千歳空港で17日午前、保安検査が一時中断し、Uターンラッシュのピークを迎えていた空港内は帰省客らで混雑した。
空港を管理する北海道エアポートによると、同日午前9時半ごろ、保安検査を通過した先にある、危険物の持ち込みが制限された区域内の店舗から「はさみを紛失した」と連絡があった。保安検査を中断し、安全確認を実施したという。
飛行機の出発も遅れた。制限区域内にいた利用客のほか、飛行機に搭乗していた人にも降機してもらい、全員がいったん区域外に退出したという。
保安検査は午後0時20分ごろ再開した。この影響で午後8時現在、同空港を発着する35便が欠航したほか、139便に遅れが出た。はさみは見つかっていないという。【高山純二】