岸田首相、9月上旬の訪韓検討=退陣前に関係改善再確認

岸田文雄首相が9月上旬の韓国訪問を検討していることが分かった。政府関係者が20日、明らかにした。尹錫悦大統領と会談し、日韓関係の改善基調を維持する重要性を確認。韓国国内で反発がある「佐渡島(さど)の金山」(新潟県佐渡市)の世界文化遺産登録についても、日本政府の取り組みを伝えて理解を求めるとみられる。
首相の訪韓はソウルでの日中韓首脳会談に出席した5月以来。韓国政府が昨年3月に元徴用工問題の解決策を示したことを契機に、日韓関係は急速に改善した。首相には、退陣前に改めて韓国を訪れることで、新政権下でも関係改善の流れを保つ必要性を訴える狙いもある。
[時事通信社]

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