川崎市幸区で不審火相次ぐ 11日から6件、放火の可能性 住民からは不安の声

川崎市幸区内で、ベンチやマンション前のごみを焼くなどの不審火が相次いでいる。11日夜に発見されたぼやを始めに、確認されただけで21日までに6件に上っている。幸署は、いずれも火の気がないところから出火していることから、放火の可能生もあるとみて捜査している。周辺住民からは不安の声が上がっている。
11日夜から翌12日未明にかけて、4件の不審火が確認された。同区河原町の緑道ではビニール袋と雑草が燃えた。同区都町の緑道でも木製ベンチ1基が一部焼損した。さらに、同区幸町3丁目のごみ集積場で、ごみと鳥よけネットの一部が燃え、同区堀川町の多摩川河川敷では、段ボールや雑草などで炎が上がった。
その後も不審火は続いた。12日午後9時25分ごろには、同区河原町の県営河原町団地4号棟の4階で、住戸の前の通路に置かれていた段ボールとすだれが燃えているのを住民が発見した。4日後の16日午後2時ごろには、別の住宅の駐車場に置かれていたタオルとバイクカバーに、焼かれた跡が見つかった。
6件の不審火は、いずれも半径550メートルの範囲内で発生した。署は何者かによって火が付けられた可能性もあるとみて調べている。

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