《教え子の母親に“わいせつマッサージ”で逮捕》プロ卓球選手、元五輪代表の妻が主催する埼玉・卓球スクールで犯行「裏切りの電話呼び出し」

プロ卓球選手の小西海偉容疑者(43)が、卓球スクールの生徒の母親にわいせつな行為をした疑いで逮捕された。小西容疑者は、8月7日午後5時過ぎ、自身が指導者を務める埼玉県戸田市「WEILAI 卓球スクール」に「今から見学に来られますか」と生徒の母親を電話で呼び出して、子どもが外でランニングをしている際、相手の身体を触ったとして不同意わいせつの疑いが持たれているという。小西容疑者は、「マッサージとして体を触った」と供述しているものの、わいせつ目的ではなかったと一部否認している。
小西容疑者は、2004年、2005年と全日本卓球選手権で2連覇を果たし、2010年の世界選手権では団体メンバーとして銅メダルを獲得。2010年には、シドニーオリンピック日本代表の小西杏(43)と結婚し、“卓球界のビッグカップル”として話題になった。スポーツ紙記者が話す。
「2人の出会いは、小西容疑者が中学3年生、杏さんが高校1年生のときにさかのぼります。試合で対戦し、勝利した杏さんは『弱いな』というのが小西容疑者の第一印象だったそうですが、一方の小西容疑者は当時『色が白い』という印象を持ったそうです。お互い成人してから再会し、交際に発展。2010年、卓球関係者を中心に100人以上が集まる盛大な披露宴がグランドプリンスホテル高輪で行われました」
小西一家は日本の卓球界でも期待されていた。
「“最強一家”としてテレビ出演したこともあります。一家でテレビ出演した際、小西容疑者は『うちの奥さんはずっと自分のために我慢してくれている』と言葉をつまらせながら語っており、夫婦の絆は固い印象でした」(同前)
家族にとって大切な場所で…
現役を退いた妻の杏は、後進の育成に力を注いでいた。犯行現場となった「WEILAI 卓球スクール」は、杏が主催する卓球スクールで、2014年9月にオープンした。
「初めて卓球に触れる子ども向けの“わいわいコース”のほかに、講師がマンツーマンで指導するコースもあり、“小西杏らトップアスリートが直接指導する”というのを売りにしています。世界に通用する人材を育成するため中国語の指導も行っています。
小西容疑者は中国・河北省出身で、高校から青森山田高校に留学し、2004年に日本に帰化しました。中国語が話せる小西容疑者は、スクールにとって欠かせない存在だったことでしょう。今回の事件は、犯行現場も含め、妻の信頼に対する二重、三重の裏切りと言えそうです」(前出・スポーツ雑誌記者)
杏はかつてインタビューで、現役を続ける夫への思いを明かしていた。
〈続けることが大事。吉田(夫の旧姓)にも絶対現役として頑張ってほしい。お金が稼げなくなっても頑張ってほしい。私が稼ぐからと言っています〉(『卓球王国』2014年12月)
家族で経営するスクール名「WEILAI」は中国語で「未来」を意味する。愛する家族の信頼、そしてその未来を裏切ってしまった。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする