21日午前8時15分頃、滋賀県甲賀市土山町の県道で、走行中のトラックから荷台に積んでいた劇物指定されている水酸化バリウムの粉末が落下し、道路上に散乱した。
厚生労働省によると、水酸化バリウムは肌に触れたり吸い込んだりすると強い刺激があり、のみ込むと神経系などに障害が起きるおそれがあるという。甲賀署などは付近を通行止めとし、専門業者が回収作業を行った。
同署の発表などによると、トラックはカーブで荷崩れを起こし、粉状の水酸化バリウム15キロが入った袋が複数路上に落下。袋が破け、20~30メートルにわたって道路上に散乱した。現場は田畑に囲まれた地域で、けが人や周囲への影響はないという。