テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は22日、東京・奥多摩町の国立公園で迷惑行為が横行している問題を報じた。
番組では今月12日に奥多摩町の氷川渓谷の河原を取材。このエリアは国立公園に指定されていることから景観、環境保全からバーベキュー台を使わない地べたでのバーベキューや「テント設営」が禁止されているが、違反行為が横行していた。
番組の取材では、違反行為の多くが外国人でSNSで無料に自由で遊べるという情報が日本に住む外国人の間で広まり、このエリアを訪れているという。
取材では、斜面を登り木の枝を折り下へ投げ、その枝をまき代わりに火をおこす外国人の姿を撮影。また、テントの中で大音量で音楽を流す迷惑行為も放送した。
さらに取材中に遊泳が禁止されているエリアでインドネシア国籍の男性が川に流され溺れる事故が発生。友人が救助も心肺停止の状態となり、心臓マッサージする場面を撮影した。この男性は、警察官が救助隊を引き連れ救助しヘリで病院に搬送も死亡したことを報じた。
また、ゴミの放置が問題となっていることも伝えた。この日は午後に入り観光客が増え、さらにルール違反が横行しパトロールを1人から6人に増員したことを伝えた。この河原では、こうした迷惑行為への罰則がないため町は対応に苦慮しているという。
一方で栃木・鹿沼市の大芦川は、続出する迷惑行為に一部のエリアでバーベキュー、花火、騒音を規制する条例を今年4月から同市がもうけ、違反者には1人あたり最大「5万円」の過料を科している。
スタジオでは埼玉・飯能市の飯能高原では、マナー違反の客が増えたことを受け2022年に一部エリアを有料化したことを伝えた。飯能市も鹿沼市も有料化、罰則を科したことで迷惑行為が減っていることを伝えた。こうした状況に司会の羽鳥慎一アナウンサーは「こういう効果をみているとしょうがないのかな、ルール作って有料化もって気がします」とコメントしていた。