女性受刑者「全裸のまま放置され、性的羞恥心が著しく害された」と主張…国家賠償求め提訴

笠松刑務所(岐阜県笠松町)に服役中の50歳代女性が26日、着衣を脱がされて全裸を男性刑務官に見られるなどし、精神的な苦痛を受けたとして、国を相手取り121万円の国家賠償を求める訴訟を岐阜地裁に起こした。
訴状によると、女性は2023年7月、女性刑務官と口論になり、保護室に収容された。女性は収容時に男性刑務官から制止されて精神的に混乱し、下着で首を絞めるなどの自殺行為をした。看守長の指示で女性刑務官に着衣を脱がされても男性刑務官が保護室から立ち去らず、女性刑務官3人に負傷部位を撮影する名目で動画を撮られたほか、保護室を出た後も服を貸与されなかったなどと訴えている。
女性は「全裸のまま放置され、性的羞恥心が著しく害された」と主張している。同刑務所は「訴状が届いていないのでコメントを差し控える」としている。

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