浜松市の中野祐介市長が28日に開かれた静岡県議の会合であいさつした際、台風10号の接近に触れ「台風が近づくとなぜか高揚する。高揚感が会場に満ちあふれている」と発言し、その後、撤回したことが30日、分かった。当時、市は土砂災害の恐れがあるとして、約12万世帯への避難指示を出していた。
中野氏は28日、闘病生活から復帰する予定の県議の会合に出席。「これからの先生の活躍に対する期待感。台風が近づくとなぜか高揚する。それがごちゃまぜになっている」などと述べた。
29日の記者会見で中野氏は「表現が不適切だった。市民感情からかけ離れた発言だった」と謝罪し、撤回した。