フィリピンを拠点に特殊詐欺などに関与していた「JPドラゴン」メンバーの男が、2022年7月、他のメンバーと共謀して不正に入手した他人名義のキャッシュカードを使って現金を引き出した疑いで再逮捕されました。
男が、約2年半の間に計2億8900万円もの現金をフィリピンに持ち出していたことも確認されたということです。
窃盗の疑いで再逮捕されたのはフィリピンを拠点に特殊詐欺などに関与していたとみられる「JPドラゴン」のメンバー、鹿児嶋孝之容疑者(56)です。
鹿児嶋容疑者は2022年7月、別のメンバーらと共謀し不正に入手したキャッシュカードを使用して栃木市内の金融機関などに設置されたATMから現金数十万円を引き出した疑いが持たれています。
鹿児嶋容疑者は、今回が5回目の逮捕となりますが、警察は認否を明らかにしていません。
警察のこれまでの捜査で鹿児嶋容疑者が20年3月から22年7月にかけて計2億8900万円もの現金をフィリピンに持ち出していたこともわかっていてこれらの現金は、特殊詐欺などで集めたものとみられています。