千葉県と銚子地方気象台は3日朝、千葉市、成田市、市原市、多古町、芝山町に土砂災害警戒情報を出した。午前10時10分に解除する一方、今度は房総半島南部の館山市、鴨川市、南房総市に出した。
成田市では午前4時39分までの1時間に46・5ミリ、同県佐倉市では午前7時32分までの1時間に53・0ミリの降水量を観測。同気象台は午前7時30分に大雨と雷及び突風に関する気象情報を出した。
前線が関東の東から千島の東に延びており、4日にかけて停滞する見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、3日午後から上空に寒気が流れ込むため、千葉県では4日にかけて大気の状態が非常に不安定となるという。これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まる恐れがあるとしている。
千葉県で3日に予想される1時間降水量は多い所で、南部と北西部50ミリ、北東部30ミリ。4日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、北西部100ミリ、北東部と南部が80ミリ。