視察中、斎藤知事が「コーヒー好き」と発言、「コーヒーメーカー贈る」と提案あったが断る

兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題を巡る5日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、県産業労働部長の原田剛治氏が、県内企業から高級コーヒーメーカーを受領した経緯について証言した。斎藤氏は企業を視察した際、「僕もコーヒー好きなんですよ」と発言。企業側からコーヒーメーカーを贈ると提案があったが、その場には報道陣らが大勢いたため、「『受け取るのは適切じゃないよね』とお断りになった」などと明かした。
原田氏は、文書にも名前が記載されている知事の側近の一人。証言などによると、昨年8月、斎藤氏とともに家電や調理器具を製造している県内企業を視察した。
その際、高級コーヒーメーカーなどの商品が陳列された場所で、斎藤氏が担当者に「僕もコーヒー好きなんです」と発言。すると、担当者から「ぜひ使ってください」と提案があったが、斎藤氏はその場で断ったという。
原田氏は、「(報道陣ら)人が多くいたので『個人として受け取るのは適切じゃないよね』という話になり、お断りになった」と証言した。
原田氏はその後、企業の担当者から「PRになる」との申し出を受け、自身が商品を発送してもらい、県庁内に保管。告発文書が出回った後の今年4月、未開封のまま同社に返却したとした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする