口などに棒が突き刺さった猫の死骸…虐待や不審死が8月以降7件「残虐性があって怖い」

松山市朝日ヶ丘の松山総合公園で8月27日、口などに棒が突き刺さった状態の猫の死骸が見つかっていたことが、関係者への取材でわかった。松山東署は事件性も視野に入れ、状況を調べている。
市生活衛生課によると、市民からの通報を受け、職員が同日、公園内の駐車場付近で猫の死骸を確認。同署が死骸を回収した。市は30日に防犯カメラ2台を周辺に設置するなど見回りを強化し、動物虐待禁止を呼びかけるポスターを貼り出した。また、8月に入ってから「(公園内で)ネコを殴っている人を見た」などの通報が複数件あったという。
猫の保護活動に取り組むNPO法人「Sakura Cat」の山本博子代表は「公園では8月以降、猫の虐待事案や不審死が少なくとも7件起きている。残虐な手口で許せない」と話した。
同園近くにある宝塔寺の平地樞亨住職(79)は、この地域で猫の世話をしており、「残虐性があって怖い。動物でも命の重さに変わりはない」と悲しそうに話した。

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