京王電鉄子会社に立ち入り特別監査…車輪・車軸取り付け記録不正、29社・団体に納入

京王電鉄の子会社「京王重機整備」による車輪と車軸の取り付け作業での記録改ざんを受け、国土交通省は20日、同社の北野事業所(東京都八王子市)に立ち入り、鉄道事業法に基づく特別保安監査を始めた。24日には京王電鉄本社(多摩市)への立ち入りも行う。
京王重機は2016年以降に取り付けた車輪・車軸計1786本について、規定の範囲を外れた圧力値を規定内の数値に偽って記録し、鉄道会社など29社・団体に納入した。
また、国交省は20日、子会社「メトロ車両」で同様の改ざんが判明した東京メトロ本社(台東区)にも立ち入り検査を実施した。

29社・団体のうち、京王重機整備からの納入を公表した事業者は次の通り。
▽京王電鉄▽東京都交通局▽小田急箱根(神奈川県)▽新京成電鉄(千葉県)▽秩父鉄道(埼玉県)▽関東鉄道(茨城県)▽アルピコ交通(長野県)▽函館市企業局(北海道)▽万葉線(富山県)▽福井鉄道(福井県)▽京都丹後鉄道(京都府)▽水島臨海鉄道(岡山県)

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