岸田首相は21日午前、日米豪印4か国の枠組み「Quad(クアッド)」の首脳会談などに出席するため、米国に向けて政府専用機で羽田空港を出発した。退任前の最後の外遊となる。国連総会の関連イベントにも出席する。
出発に先立ち、首相公邸で記者団に「平和で自由で豊かな世界の未来に向けた日本の考え方を発信していく」と語った。
首相は現地時間21日にバイデン米大統領の地元デラウェア州を訪問し、日米首脳会談やクアッド首脳会談に臨む。国連総会が開かれている米ニューヨークに移動し、22日に関連イベント「未来サミット」に参加する。
23日は「核なき世界」の実現に向け、核兵器用の核物質の生産を禁止するカットオフ条約(FMCT)の交渉開始に賛同する「FMCTフレンズ」による初の首脳級会合を主催し、24日に帰国する予定だ。